無敵艦隊ノブコ
ノブコの手の手術が行われた。
右手首の神経の手術で、カメラを入れて、細くなってしまった神経を開く手術らしい。
どんな大手術かと思うほど、術前にいろんな説明がされ、麻酔についても事細かに説明を受けた。
聞いてしまったほうがちょっと怖くなってしまうような気にもなったけど、病院としては危険性も十分説明をしておかなくてはいけないのだろう。
そんなわけで全身麻酔で挑んだ今回の手術。
麻酔を効きやすくするための点滴を打たれ、しばらくはしゃべっていたものの、次第にトロンとしていくノブコを見守りつつ、さすがに若干心細くなる。
素直に手を握るなり、「がんばってね」の言葉をかけられればいいんだけど、なかなかそうも出来ない自分がいた。ただただ見守っていることしか出来なかったケド。
そして、ベットのまま手術室に運ばれていくノブコ。
見えなくなるまで見送った。
1時間半くらい、待合室で雑誌を読んで、コーヒーを飲んで、ぼーっとして、ひとりで過ごした。
そして、ガラガラとベットで帰ってきたノブコ。
な!
酸素マスクをはめている。かなりものものしい・・・。
駆け寄ると看護師さんに処置が終わるまで外で待っていてくださいと言われ、病室に入れなかった。
「聞こえますかー?」と呼びかける看護師さんの声・・・ドキドキドキドキ。
なんだかんだ終わったようで、「どうぞ」と入れてもらえた。
意識は戻ったらしいが、まだぼんやりして目を閉じてしまうノブコ。
そして、また隣に座って見守るだけの時間。
そんな中、お見舞いに来てくれたお友達がカーテンをヒョイと開けて顔を出した。
やっぱり酸素マスクをするノブコに衝撃を受けたらしい。
素人目に見れば十分、重病人の図だ・・・。
「あらあら、大変、じゃ、ホント、このまま帰るので、これ渡しておいて。」とお見舞いの品を受け取る私。
「お名前伺っていいですか?」と名前を聞こうとすると・・・
「わかってるわよ!!」
するどいノブコの突込みが・・・しかも目をピカーンッ!と開けている。
さ、さすが・・・。
それでもすぐに目を閉じてしまったので、お友達も部屋を出て行った。
そしてまたまた、見守り続けること数時間。
途中、何度か喉が痛いと騒いでいた。
麻酔の際に管を通したらしく、事前の説明でも喉が痛くなる人がいると聞いていた。
そして、酸素マスクをしている自分に気がつき、「なにこれ?!外す。」と勝手に外そうとしている・・・。どうやら息苦しいらしい。
慌てて看護師さんに確認しに行くと、あと1時間はしていてくださいと止められていた。
あらら・・・。
そんな、ものものしい感じではあったものの、体調を崩している祖母が心配ということもあって、翌日には退院してきたノブコ。
もちろん先生の許可をとってきたけど、同室の患者さんや看護師さんは結構驚いていた。
もはや、あなたは無敵艦隊ですな。あっぱれ。
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